昭和学士会雑誌84巻2号(2024年5月17日公開)に当講座の金子佳右先生、鈴木慎太郎先生が執筆した「スピルリナ含有身長促進サプリメントによる肝障害が疑われた一例」が症例報告として掲載されます。
サプリメントによる健康被害は近年、話題になることが多いですが、本症例は身長を伸ばすために飲用していたサプリメントによりアレルギーのメカニズムで肝障害を生じました。軽症で指摘されたため、飲用を中止し速やかに肝障害は回復しました。
内臓の障害は重症化してからでないと症状が自覚されないことも多く、問診や患者さんとの会話のなかでサプリメントや健康食品を摂っているか医療者が確認することの重要性を実感した事例でした。