1つめは、「“至誠一貫”を体現する医療と社会貢献」です。“至誠一貫”は本学の建学の精神であります。呼吸器およびアレルギー分野における最先端の知識と経験を基盤に、“至誠一貫”を体現する医療を実践し、まごころをこめて患者さんや地域医療、さらには社会に貢献してまいります。
2つめは「挑戦的な研究の推進」です。基礎的な研究から、臨床をふまえたトランスレーショナル・リサーチ、疫学研究、さらには先進医療の研究を推進します。特に若い先生方には、ぜひ一度研究の世界に飛び込み、臨床の現場で感じたクリニカル・クエスチョンを出発点とする研究や、最先端の課題に挑む研究に取り組んでいただきたいと考えています。大学病院の臨床教室において求められるのは、基礎と臨床をつなぐ「トランスレーショナル・リサーチ」です。共に、基礎研究で得られた知見を臨床に応用し、その意義を明らかにしていきましょう。
3つめは、「次世代を担う人材の育成」です。その実現には、研修医・専攻医・スタッフの誰もが学び、成長できる「学びの場」の整備が不可欠だと考えます。多様性を尊重し、一人ひとりの個性が発揮できる環境(学びの場)を築くことで、新たな知見を自発的に探求するリサーチマインドを持つ医師を育成できると信じています。
臨床・研究・教育のいずれもが充実することは、より多くの患者さんに対し、質の高い医療を提供する礎となります。意欲ある多くの皆さまとともに、質の高い医療を実現し、共に成長できることを心より楽しみにしております。
本学の建学の精神である“至誠一貫”を体現する医療を実践し、患者さんや地域医療、さらには社会に貢献する。
日々の診療から得られる気づきを原点に、基礎と臨床をつなぐ実践的・発展的研究を積極的に展開する。
専門的知識と人間性を兼ね備えた医師・研究者の育成を目指し、学びと挑戦の機会にあふれる教育環境(学びの場)を整える。