当科では、入局にあたって明確な目標を持つ医師に対しても、研鑽を積みつつ将来の目標を模索していく医師に対しても、その個人のスタイルに合わせたベストなキャリアパスを共に作っていきます。
内科専攻医として入局の際にはいずれかを選択します。大学院には研修期間途中からでも入学できますので、その際には大学院コースに変更することになります。社会人大学院コースは入局前に大学院に所属している先生が対象となります。
当科のキャリアパスでは、臨床志向の医師はもちろん研究志向の医師にも、幅広く総合的な内科臨床能力を習得しつつ、呼吸器内科医として高度な技術と専門的知識の習得を行えるように最大のサポートをします。関連病院への出向によっても、大学では得られない幅広い内科医としての経験と知識を習得します。大学院進学によって、学位 [博士(医学)(甲)]の取得を目指す大学院コースと医員コースがあります。医員コースでも学位 [博士(医学)(乙)]の取得は可能ですが、学位を希望される方には大学院コースをお勧めします。専門医の取得に関しては、どちらのコースを選んでも同様に可能です。
臨床志向の医師のキャリアパスとしては、呼吸器内科医あるいはアレルギー内科医としてエキスパートを目指すパターンと、それぞれを中心としたジェネラリストを目指すパターンがあります。後者は特に開業を志す医師が中心となります。ただし、キャリアパスとしては両者には明確な違いはなく、目指す目標に向かって最も適したキャリアを設定します。
研究志向の医師のキャリアパスとしては、大学院への進学と国内海外問わず留学をお勧めしています。特に基礎研究に関しては、技術革新により検査手技が著しく進歩したことにより、昔のように臨床の片手間に基礎研究を学ぶことが厳しくなっています。臨床経験を積み専門医を取得した後、一時臨床を離れて基礎研究に没頭してみるのも医師人生の中では有意義なものになると思います。
後期研修(内科研修)3年目つまり医師としては5年目に大学院に進学したケース。
* 3年間の内科専攻医の期間の中で1年間東京・神奈川以外の地域での研修を行います。
これまで在局した医師の留学先としては、ハーバード大学(アメリカ)、ピッツバーグ大学(アメリカ)、ノースウェスタン大学(アメリカ)、サザンプトン大学(イギリス)、ヨーテボリ大学(スウェーデン)などがあります。海外留学では世界一流の指導者・研究者と交流することも可能です。医学的なことだけではなく海外での生活を通して大きな人生経験を得ることもできます。もちろん、臨床志向の医師の海外留学も全面的にサポートします。
専門医の取得に関しても積極的に取り組んでいます。
近年、医局員が取得した専門医は下記のとおりです。
いずれの施設も地域の中核病院としての役割を担っており豊富な症例を経験でき、呼吸器内科医師としてスキルアップできる場となります。
当科では、入局にあたって明確な目標を持つ医師に対しても、研鑽を積みつつ将来の目標を模索していく医師に対しても、その個人のスタイルに合わせたベストなキャリアパスを共に作っていきます。